質預かりの具体例(応用編)

質屋のお預かりは、「モノ」で「お金」を借りる安心なお取引です。
お金を借りる理由も人さまざまですが、返済の方法も人さまざまです。
稲毛質店では、質屋を便利に賢くご利用していただけるようなご提案をしております。
以下、預かりの具体例とともに返済の事例にそってご説明をしてゆきます。
■具体例 その1
先月で勤めていた会社を退職することになりました。
新しい仕事が見つかるまでの間、お気に入りのブランドバックで3万円借りることにしました。
やっと仕事は見つかったのですが、もうすぐ3ヶ月間の流質の期限がきてしまいます。
手放したくはないので、流質期限の延長をしてもらうことにします。
なかなかお店には伺えないのですが、どうすればいいでしょうか?
稲毛質店で3万円を借りた場合、1ヶ月の質料は2,100円です。
お預かり期限は3ヶ月間なので、もうすぐ流質の期限が迫っているということは、 経過した3ヶ月分の質料6,300円がたまっているということになります。
経過した3ヶ月分の質料をお支払いすることで、流質期限を3ヶ月先に先送りすることができます。
どうしてもご来店できないお客様は、質料であればお振込みでもかまいません。
■具体例 その2
今月は冠婚葬祭が重なったこともあって、5万円ほどお金が必要になりました。
大切なダイヤモンドのネックレスで、無理のない金額で毎月少しずつ返済をしようと思います。
毎月1万円ずつ、借りたお金を払いながら5ヶ月間で返済してゆきたいと思います。
50,000円を借りた場合、最初の1ヶ月目の質料は3,000円になります。
お預けした日から、毎月ちょうど1ヶ月後の日に10,000円と1ヶ月分の質料を払ってゆきます。
5ヶ月間でお品物をお手元に戻せるように計画的にお支払いをしてゆきます。
借りている金額によって、もちろん質料は変動します。

時間の経過 借りているお金 月々10,000円の返済と質料を払っていきます。
1ヶ月後 50,000円 10,000円と質料3,000円
2ヶ月後 40,000円 10,000円と質料2,800円
3ヶ月後 30,000円 10,000円と質料2,100円
4ヶ月後 20,000円 10,000円と質料1,400円
5ヶ月後 10,000円 10,000円と質料700円
以上のように、計画的に少しずつ借りたお金と質料を支払ってゆくことも可能です。
■具体例 その3
建設会社を経営しているのですが、あてにしていた取引先からの入金がない。
従業員の給料の支払いもあるので、高級時計2点でお金を借りることにしました。
来店をして査定をしてもらったところ、買取で150万円、預かりで130万円との査定でした。
とり急ぎ必要な金額、100万円を借りることにしたのですが、取引先の入金がいつになるかわからないこともあって、時計を手放すことを決意しました。
期限である3ヶ月間が過ぎてしまえば、稲毛質店に時計の所有権が移動してしまいます。
必要な金額だけ借りたので、買取の場合より50万円も安く時計を手放すことになってしまいます。
そのような場合、一度預けていた期間にかかる質料を支払ってお手元に戻す手続きをします。
それから買取の手続きをするほうが、差額分を損することなく現金化できます。
■具体例 その4
時計の卸業をしているのですが、海外での商品仕入れのためお金が必要になってしまいました。
今持っている在庫を質に預けてお金を借りようと思います。
そのような場合は、どのようなお手続きをすればいいのでしょうか?
業者様の場合は、商品質といって通常は3ヶ月間のお預かり期間が1ヶ月間でのお取引となります。
身分証明証のほかに、お客様の会社の名刺も一緒にお持ち下さい。

質流れをしたらどうなるの?

返済の続きはどうなるのでしょうか?
質流れになることによって、返済が完了したことになります。
そのため、借りたお金の督促も取り立てもありません。
もちろん連絡も当社からすることはございません。

預けていたお品物はどうなるのでしょうか?
質流れになってお品物は、当社で現金化されます。
どうしても手放したくないお品物は、流質期限が満了するまでに期限延長のお手続きをして下さい。
経過した月数の質料をお支払いいただければ、支払った月数分の期限を延長をすることができます。

質札が手元にあるのですが?
質札は質料をお支払いいただく時と、預けていたお品物を取り戻す時に必要となります。
流質後に残った質札は、お客様の方で破棄して下さい。

稲毛質店でまたお金を借りることは可能ですか?
一度質流れの履歴があっても、ブラックリストになってしまうこともありません(笑)
お預かりは、預けていたお品物が質流れになってしまったとしても円満に解決です。
またのご利用、社員一同心よりお待ちしています。